悪性リンパ腫戦記 その8~検査の結果

悪性リンパ腫戦記 その8~検査の結果

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2007年8月下旬

最後の抗がん剤を終えてから1~2週間経ったであろうか。

予定通り再びPET-CTを撮りに行った。

これでもし陽性反応であればまた抗がん剤をやらなければならない。

想像しただけで身の毛がよだつ。。。(-_-;)

しかし、なんとなく陰性の自信はあった。根拠は無いけどなぜかそういう気がした。

そういう気持ちでPET-CTを受けた。

そして数日後、O先生の診察の順番を待合室で待つ。

無論、カミさんも一緒である。

PET-CTの結果はいかに?

なぜか今日は、陽性だったら最悪だなと、悪い想像が浮かんでは消え、また浮かぶ。

PET-CTを受けに行った時と違って、自信は半々ぐらいになっていた。

カミさんは祈るような面持ちだ。

そして診察の順番が来たので診察室へ向かう。

ちょっとドキドキだった。まるで崖っぷちの受験生みたいだ。(笑)

O先生から開口一番、

「陰性です」

!・・・やった!!

僕はもうこれしか言葉が出なかった。

カミさんも涙目で喜んでくれた。(^^)

・・・この後のことは実はあまり覚えていない(汗)

おそらく嬉しさのあまりちょっと記憶が飛んだと思われます。( ̄□ ̄;)

覚えているのはこれらの事。

・しばらくの間、3か月に1回はCT検査と診察を受けにくること。

・CT検査の時はその前に採血も行うこと。

・陰性結果が続けば、CT検査と診察は6か月に1回、ゆくゆくは1年に1回で済む。

・再発リスクは今から5年以内。10年無ければ安全圏。なので最低5年はCT検査と診察を受けに来てくださいとの事。

・食生活は特に縛りは無い。

その他の細かいことについては全く記憶にない。

カミさんが聞いてくれたので良かった。(汗)

しばらくの間は今までの抗がん剤治療によって、白血球の数が著しく低下しているので病気が移りやすい。

しかし、何か月かすれば正常値に戻るとの事。

よって、なるべく人混みの場所や、電車やバスなど密閉された所は避ける事にする。

そんなことよりも快気祝いだ!

何を食べたか今ではあまり覚えていないが、念願のビールは真っ先に飲んだのは覚えている。

治療中、飲みたくても我慢し続けたビール!

特に矢沢栄吉がCMで旨そうに飲んでたプレミアムモルツ!

飲めない状況でのあのCMはとても残酷なもので、矢沢栄吉に腹が立ったりもした。(汗)

その雪辱をしっかり晴らしたのでもう満足だ。

(久しぶりのアルコールだったので、1缶飲んだだけで酔いが回る)

これからもう不健康なものも食べれると思うと嬉しい。

愛しのカップラーメンも生肉でもジャンクフードでも食べれる。リミッター解除だ。

病気になる前は何も考えずに食べていたものだが、今はカップラーメンですら懐石料理を食べるかのように味わう。

健康の有難さをしみじみ感じます。(^^;)

この6か月の抗がん剤治療のせいで体重は8kg落ちた。

治療中は体重のことなど微塵も気にしていなかったが、寛かい後に撮った自分の写真を見ると凄く細くなっていたことに気付く。鏡では意外と気付かないものだ。

抗がん剤ダイエットというところか。

なるべくここから太らないようにすべきなのだろうが、半年もかからないうちに元通りの体型になってしまった。(汗)

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まとめ

陰性と言われた瞬間のあの解放感と喜びは今でも忘れられない。

たった6か月と言えばそれまでだが、僕にとっては長い長い6か月だった。

あの同じ病室仲間のKさん達は僕よりも遥かに長い闘病生活を送っている。

それを思うと自分は幸せ者と思わざるをえない。

その後のKさん達の事は分からないが、元気になった事を願う。

闘病中に打った注射の数は100本はゆうに超える。

僕はもともと注射は得意(?)な方だったので特に苦痛ではなかったが、そうでない人や小さな子供にとっては大きなストレスかもしれない。

今後、早期治療の技術がもっと向上すればこの数も減りストレス軽減に繋がることでしょう。

この病気に「完治」という言葉は無いそうだ。というか、断言が難しいらしい。

一般的には「寛かい」という言葉を使う。

寛かいとは、血液中にがん細胞が検出されなくなったことを指す。

がん細胞は無くなったように見えてどこかに芽がある可能性がある。それを完璧に探し出すことは不可能だという。

寛かい」という曖昧な表現になるのも無理はない。

後頭神経痛もいつの間にか嘘みたいに消えた。腕の血管の痛みはしばらく残っていたが、これもいつの間にか消えていた。

ご無沙汰だった友人らとも元気な体で会うことができた。

会社生活も治療中は残業ゼロ生活をしていたが、回復後は尻上がりに増えていった。(良いのか悪いのか・・・)

「がん」と宣告された時から今日に至るまで、一度崩壊したものは全て元通りに戻った、かのように見えるがそうでもない。

学んだことも多いが、失ったものもあります。

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