少林寺拳法を始めて1年が過ぎました。

来る日も来る日もこの道衣を着て修練に励んできました。

 

そしてある時、気付いたのが襟とその付近についているピンク色。

ピンクくなっているのが分かりますか?

特に襟。首に直接触れる部分が異常にピンクい。

 

これに気付いたのは7月頃。

何回洗っても落ちないし、部分汚れ落とし「ウタマロ」を使っても全く落ちません。

 

まあ正直、ピンクくてもあまり気にしていませんでしたが、ここまでガンコだと逆に気になってきました。

 

このピンクは汗ジミだろうと思っていましたが、違うということを最近知りました。

このピンクの正体は赤カビでした。

道衣の赤カビを落とせるか!?

今回、赤カビを落とすのに使用した洗剤はこれ。

茂木和哉のつけおき洗剤です。

さっそく使ってみたいと思います。

実験開始!

バケツにぬるま湯を入れて洗剤を入れます。

使い方の表記では、水温40~50度の水5リットルに大さじ3杯との事。

大さじ1杯は15ml(15cc)

風呂の残り湯は効果が薄くなるから避けるようにとの事。

 

ちなみにワタクシ、この大さじとかmlとかcc、グラムという量がいったいどれぐらいを指すのか全く分からん人間です。(汗)

普段から料理をしてる人なら感覚的に分かると思いますが、恥ずかしながら僕はカレーライスぐらいしか作れない男です。(昭和~)

僕みたいな計量オンチは、こういう時のために軽量スプーンを家に常備してあります。(ダイソー)

 

3杯入れます。

計量スプーンまで使って几帳面な性格だとお思いでしょうが、そうではありません。

あまりにも大さじ1杯というものの量が分からなさ過ぎるからです。(汗)

今回でだいたい量は分かったので次回からは目分量です。(忘れてなければ)

 

バケツの中をよく掻き混ぜた後、道衣を入れます。

ちなみに、写真の道衣に赤カビのピンク色が写っていないのは汗でビチョビチョに濡れているからです。

赤カビは汗や水などで濡れるとそのピンク色は薄くなって目立たなくなります。乾けば復活します。

 

この実験は、修練を終えて帰ってきた22時過ぎの出来事です。

なので、道衣は汗でビチョビチョ。(汚)

本人以外は触りたくない状態かと。(笑)

 

ずぶずぶっと入れる。

道衣に洗剤水を染込ませるように少しだけ押し洗いをする。

あとは朝まで放置するだけ。

よし、これでようやく僕は風呂に入れます。(笑)

 

使い方表記では、つけおきは2時間~一晩との事。

フタをして水温の低下をなるべく避けたいところだが、密閉は禁物との事。

密閉すると容器が破裂する恐れがあるらしい・・・ホントかいな?

まあいい、表記に従います。

 

そして洗濯の際、この洗剤水は流さずにそのまま洗濯機に放り込んで回せば良いと明記されている。

新たに洗剤は入れなくて良いとの事。

これはかなりエコです。

 

ということで、誰かに捨てられないように張り紙をしておきます。

 

翌朝、洗濯機にバケツに入った水ごと道衣を放り込みます。

もちろん、他の洗濯物は入れません。道衣のみです。

 

洗濯機の設定は「普通洗い」。

使い方表記に設定の指示はないが、とある情報から大事なのは「注水すすぎ」だという。

注水なので、何かの残り湯を使うとかはナシです。

無論、「すすぎ1回」とか「スピーディー」モードではなく、「普通洗い」が妥当です。

 

今日は天気が良いのでよーく乾くでしょう。

道衣は風通しの良い陰干しが推奨されているようです。

 

我が家のベランダはアクリル製の雨よけがついてますが、透明色なので陰干しにはなりません。

方角的に昼過ぎぐらいまでは日光当たってます。

まあいいや、てことで干してます。(笑)

結果発表!

しっかり乾いたので、結果を確認してみます。

なんだか道衣がいつもに増して白い!まぶしいぜ!

問題はこの襟の部分だが、明らかにピンクくありません。

赤カビは取れたもようです。素晴らしい!

しかし、よーく見るとまだピンクっぽいのが少し残っていました。

この首の後ろは赤カビが一番酷かった場所で、それだけに1回では落としきれなかったということでしょう。

それ以外はほぼ完璧に落ちてました。

 

ここまで落ちれば僕は十分満足です。

2回目の洗濯

1回目の洗濯では赤カビは落としきれませんでしたが、2回目の洗濯では完璧に落ちました。

しかも、この茂木洗剤は使わずに、です。

 

この2回目の洗濯は、修練を終えて帰ってきた夜、道衣は放置せず、すぐに普通洗剤(アタック)で一晩つけおきしました。

朝、そのバケツの水は道衣の洗剤水としてそのまま洗濯機に入れてまわし、外でしっかり干したら100%赤カビは消えました。

完全に白くなりました。

 

おそらく、

落としきれなかった赤カビは残っていたとはいえ、ほぼ死滅状態だったのでしょう。

 

3回目も同様に普通洗剤(アタック)で洗いましたが、赤カビは発生していません。

 

なぜ、最初の1回目しか茂木洗剤を使わないのかと?

単純に節約したいからです。(笑)

この茂木洗剤はちょっと値が張るので、そうポンポン買うと財布に響く。

 

それと個人的見解ですが、洗剤が強力な分、生地へのダメージも大きいのでは?と思ったりもします。

なるべく使用回数は抑えたほうが良いかなと勝手に思いました。

茂木洗剤のランニングコストを検証

定価2000円だが、アマゾンなら1000円以内でしかも送料無料で買えます。

アマゾンの現在価格915円として計算します。

  • 価格:915円
  • 内容量:400g
  • 1回の使用量:45g(道衣1着分)

400(g)÷45(g)=8.888・・・(回)

この一袋につき、約9回分、使用可能。

915(円)÷9(回)=101.666・・・(円)

よって、1回の使用につき約102円かかる計算になります。

 

たかが102円と思いますか?

否!

僕みたいな庶民にとっては、洗剤ごときに毎回払える金額ではありません。

定価で買うと単純にこの倍の値段(204円)になります。(驚)

 

ちなみに、普通洗剤アタックのランニングコストを見てみましょう。

アマゾンで買うと現在価格281円でした。

  • 価格:281円
  • 内容量:900g
  • 1回の使用量:32g(道衣1着分)

900(g)÷32(g)=28.125(回)

この一つで約28回分、使用可能。

281(円)÷28(回)=10.035・・・(円)

よって、1回の使用につき約10円かかる計算になります。

 

そう、普通洗剤なら1回10円の洗剤代でおさまるところ、茂木洗剤は102円もかかる。

ランニングコストはアタックに比べて約10倍です。

オザキのアドバイスに感謝

見事に赤カビを撃退できましたが、これは全てオザキさんのアドバイスがあればこそです。

株式会社オザキ公式HP

別に僕はオザキさんのまわしモンではありませんよ。(笑)

赤カビの発生原因

この茂木洗剤と出会う前、ピンク色の落とし方をオザキさんに聞きました。

要するに、買ったお店に聞くのが一番手っとり早いかなと。

このテの壁などいくらでも越えているでしょうし。

 

1年ぶりにメールでやりとりしましたが、オザキさんからのご回答は相変わらず迅速かつ丁寧でした。

 

回答を簡潔にいうと、

  • 汗ジミは黄色
  • ピンク色は赤カビ

との事。

 

カビ?これはカビだったのか。

僕はずっと汗ジミだと思っていたが、なんとカビ・・・。(汗)

キモいな~。(汗ジミでも十分キモいが)

 

さらにオザキさんはいう。

赤カビの原因は高温多湿の状態が続くため。

洗濯後、乾ききらない状態で次の使用をしてしまうことが考えられるとの事。

 

・・・図星!

僕は道衣を一着しか持っていないのが致命的。

僕の修練は週2、3のペースで通っており、合間が一日しかない。

天気が悪い日がつづく梅雨の時期は一日では乾ききらないのだ。

それでも道衣は持っていかねばならないので、応急処置的にアイロンをかけてその熱で乾燥を促進させていた。

 

今までの僕の道衣の扱い方をまとめるとこうです。

  1. 夜、乾ききらない道衣にアイロンをしてバッグに詰め、翌日の夜の修練まで車中に置きっぱ
  2. 修練後、汗だくの道衣は翌朝の洗濯までほったらかし
  3. 天気が悪い日は部屋干し
  4. その日の夜(修練日の前夜)、1を行う、あとは繰り返し

思い返すと雑な扱い方してました。(汗)

これぞ、ザ・高温多湿という保管方法です。

赤カビ君が繁殖するにふさわしい環境でしたね。

 

さらにオザキさんはいう。

特に襟は皮脂が溜まりやすく、さらに襟は分厚いので余計に乾きにくい。

だからその部分にカビが発生しやすい。

ピンクくなる。

 

なるほど~って感じです。

茂木洗剤を紹介してくれた

僕は当初、このピンクを漂白剤で落とすことを考えていた。

が、オザキさんはいう。

基本的に、道衣に漂白剤はおすすめしない

 

多分、生地へのダメージが大きいからであろう。

 

そこでオザキさんは茂木洗剤を紹介してくれました。

絶対に落ちるとは言えないが、好評をいただいているとの事。

そして、道衣は厚物なので「注水すすぎ」で洗剤をキチッと落としきることが重要ということも教えてくれました。

 

オザキさんがそう言うなら、ちょっと高いけど1回ぐらいは買って試す価値はあると思いました。

調べてみると、この茂木洗剤、社名自体が茂木和哉株式会社といい、創業12年だという。

そして種類も豊富にラインナップされている。

風呂用、ハンドソープ、サビ取りなど多岐にわたっているが、驚くべき事に、もし落ちなかったら全額返済すると豪語している。

もの凄い自信だな。(笑)

 

【公式】茂木和哉株式会社

 

そしてどうやらこの茂木という人、洗剤のスペシャリストみたいで、洗剤においては右に出るものがいないという。

あの家事えもんも使っているとの事。

 

そんなに有名だとはち~とも知りませんでした。(テレビあまり見ないもんで)

 

というわけで購入に踏み切って今回に至ったわけです。

まとめ

洗剤にもいろいろあることを知りました。

この茂木洗剤、漂白でもないのになぜこんなに落ちるのか不思議です。

 

が、ちょっと値が張るのでジャンジャンは使えません。(汗)

再び赤カビが発生したとき、もしくは落ちない汚れが発生した時に使うぐらいでしょう。

それまでは封印。

 

今回を機に、道衣の扱い方を改善します。

  1. アイロンで乾燥を代用しない → 風通しよく完璧に乾かす
  2. 汗だくの道衣を朝までほったらかし → 理想はすぐ洗って干す、だが、せめて洗剤でつけおきしておく

難しいのは天気と季節に大きく左右されるということ。

晴れてれば夜でも外に干しっぱでいけるが、それは暖かい季節であれば。

雨天、もしくは寒い季節だと霜がおりるので、夜、外で干すことはできない。

 

うーむ、

特に冬がネックになってくるな。

 

そう考えれば、今のペースで修練するならやはり道衣の洗い替えがマストになってくるかも。

もう一着、喉から手が出るほど欲しいが・・・うう、金が無い!

 

黒帯になれたら記念にシルバーラベル道衣を衝動買いする計画です。(計画したら衝動買いとは言わないぞ)

 

つづき

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